about "Radwair Cycle"
―――それは、滅びた国の物語―――


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■ "Radwair Cycle" とは
 "Radwair Cycle(ラドウェア伝説)"
 これは、"ラドウェア"という国の、とある時代の物語、あるいは物語にならない些細なエピソード、 そういったものの集まりです。

■ "Radwair Cycle"の形式
 おおざっぱには、漫画あるいは小説です。
 ウェブページの他、本(同人誌)として、編集・公開していま(→Books&Circle参照)

 形式としては、漫画は一話につき4〜20ページ程度の連作あるいは短編集となります。
 一話完結の話もあれば、『ラドウェア戦役』等のように、いくつかの話の連結による一大事件を扱う事もあります。

about "MINSTRELSY"
―――詩人の手で語られるラドウェア戦役―――

■ 伝説と詩人
 「MINSTRELSY」とは、「吟遊詩人の歌」。
 "Radwair Cycle -MINSTRELSY-"は、詩人の語りで始まります。
 彼ら詩人達の住まう時代には、既にラドウェアという国は滅び去っています。しかし、その伝説の国に起こった数々の出来事や人物が、今なお詩人たちを魅きつけてやまないのです。

 ラドウェアは滅びた国、その伝説は詩人の口で語られるのみ。
 "Radwair Cycle -MINSTRELSY-" は、その語りのひとつです。

■ 若き吟遊詩人の語る英雄物語
 MINSTRELSYの語り手は白馬の吟遊詩人フェイン、扱う物語は『ラドウェア戦役』です。

 伝説は必ずしも真実ではない。だからこそ、もっと魅力的に磨き上げる余地がある。そう、自由に、派手に、勇ましく―――そんな吟遊詩人フェインの感性をお楽しみください。

about "NARRATIVE"
―――伝説が真実だとは限らない―――

■ 盲いた美女の拾い集める過去の欠片
 夢語りのメディの語る、もうひとつの『ラドウェア戦役』。

 伝説ほど鮮やかではない。けれど、真実にもっとも近い『ラドウェア戦役』。
 それが "Radwair Cycle -NARRATIVE-"です。

■ "MINSTRELSY"と"NARRATIVE"
 "MINSTRELSY"は、この"NARRATIVE"をベースに、フェインが独自のアレンジを加えたものです。

 "NARRATIVE"は、物語の焦点を合わせて整理されているわけではなく、また "MINSTRELSY"には描かれていない設定や歴史を下敷きとしているため、より複雑でぼやけた話となるでしょう。
 しかし、"MINTRELSY"では見えなかった関係、あるいは違った展開を、見ることができるかもしれません。

about "ETUDE"
―――若き吟遊詩人が挑戦する『異国の兄弟』―――

■ ひとつの試み
 「ETUDE」とは「練習曲」。
 白馬の吟遊詩人フェインが夢語りのメディに出会い、彼女の語るラドウェアを訪れた異国の兄弟の話を歌に仕上げたのが、"Radwair Cycle - ETUDE-"です。

 "試み"という事で、ラフ漫画としてコミスタによる下描き状態でのアップを行っています。

"Radwair Chronicle"
―――歌われることなき物語―――

■ 歴史の断片
 ラドウェアには、伝説で語られる話以外にも多数の話が存在します。
 "Radwair Chronicle"は、そんな話を集めています。

 そこにあるものは必ずしも完成した物語ではなく、ハッピーエンドもバッドエンドもお構いなしの、ただそこにあるラドウェアの歴史、ただそこに生きた人々の記録、そう言えるかもしれません。

■ 揺るがぬ縦糸、縺れる横糸
 さて、少し言い訳、あるいはお断りを。

 "Radwair Cycle"に代表される長編は、話の結末は定まっているけれども、 それ以外は登場キャラクターに好き勝手に走り回ってもらおうと決めて描き始めた話です。
 行き当たりばったり、数々の路線変更、気の効いた台詞も何ら用意しておらず、その場その場でキャラに振り回され放題。そんな状態で描いています。
 ですから、繰り返しますが、「作品」としての物語の出来は決してよくない話となるでしょう。

 でも、それでいいんですよ。*smile*

and Extra...
―――過去と、未来と、現在と―――

■ "Radwair Cycle" と 『Wizard War(仮)』
 "Radwair Cycle"は、元々は、1989年頃に 『Wizard War』 という仮タイトルで始められたオリジナル長編小説に端を発しています。
 ラドウェアは、その作中で伝説として頻繁に語られた国です。

 "Radwair Cycle"の中には、『Wizard War(仮)』が語られなければ決して解決しないエピソードもいくつか存在します。ですから"Radwair Cycle"は、物語あるいは作品としては、最終的には釈然とできないものとなることでしょう。  "Radwair Cycle"は、過去の欠片の集合体にすぎないのです。

 『Wizard War(仮)』が何らかの形で語られる日が来るかどうかは、現時点では判りませんが、完全にリメイクする形でいつか公開できれば…と考えています。
−最終更新:2013/04/08


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