2013バレンタイン:ディアーナ&シュリアスト

「あのね。もらってほしい、物が、あるの」
 おずおずとディアーナが包みを差し出す。
「…俺もだ」
 シュリアストが部屋の隅を指す。そこには袋と包みの山。トリュフ、ボンボン、チョコケーキ。
「いいの?」
 ディアーナが顔を輝かせ、だがそれは一瞬で曇る。
「じゃあ私のは…」
「もらう」

  次へ>>
▽ Recycle へ戻る ▽