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3-04 狂い始めた何か
「アイガーレ!」
「た…
助けてくれ 助け…」
「助けてくれ! 頼む! 助けてくれ!!」
―――俺もお前のこと言わないから
―――ほら、お前もまずいだろ?
―――お前さえいなければ
バレたりしなかったんだ!
オマエ サエ イナケレバ……
「助けてくれ!! シークェイン!!」
「…あ…」
それからおれが何をどうしたのかはわからない
気がついたら
一人だった
>> 3-04 逃げ場
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