海村さん宅ぴーすけ VS シュリアスト

 ヒュンヒュンと風を切る音。飛び回るのは一羽の青い鳥。ただの鳥ではないことは、そのスピードから明らかだ。
「この…鳥風情がッ!」
 シュリアストの手が空を掴む。
 表情を変えぬ鳥が、その彼の頭に鎮座する。
「ここのニンゲンは短気だな」
「や、短気なのそのヒトだけですから」
 傍らのヴァルトが言った。

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