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2-04 召集





 


―――都の朝は遅い。





プォ――――――ン



 
―――なんだ?






「諸侯連合より召集があった」



 
「無論、オルドークからも人を出す」





 
「行きます」





「やめよ、シュリアスト。
 クローディア家の嫡男を
 今 危険にさらすわけにはいかん」

「ご心配には及びません、叔父上」



 
「トーリヤ」



「はっ」




 
「シュリアスト様は既に二度 戦場に出ておられます。
 剣の腕から言っても問題はないかと」





(戦場……)



この後 イャバの指示で
師範が道場の強い者を順に挙げて行き

 


その中にはおれの名前もあった。





 
「シークェイン!」



「すげぇなお前、稽古2ヶ月で戦場に出れるなんて」



 
こいつの名はアイガーレ
初対面からおれに声をかけてきた気のいいやつだ



シュリアストとおれとの関係は、こいつにも言ってない




 
多分、言える時は来ないだろう




「俺の分まで頑張って来いよ!」



「おう。じゃあな」



 




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