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3-01 帰還



「この度の戦で働きの良かった者に褒賞を与える」



「シュリアスト・クローディア」
「はっ」















「シークェイン」



「初陣だったな。
よく生きて帰って来た」




師範は



あの戦いの間 おれがなにをしてたかを知らない





おれは

戦いがどうなったのかもろくに知らない











「シークェイン」








「…………
「お前、何も言ってないよな?」



「…ああ」




「お、俺もお前のこと言わないから
「ほら、お前もまずいだろ?」



「だから頼むぜ? な?」

―――言ったら自分も言ってやるってことか



「ああ、わかってる」



「そ、そうか、ならいいんだけど」



「ほら、お互いアレだし―――」








>> 3-02 戦を重ねて



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