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【看病バトン】 風邪引きさん→レリィ 看病する人→ディアーナ ヴァル「あー、なるほど。そういうコトね」 ディア「はい。ええと、『微笑ましいのを期待してます!』とのことです」 レリィ「わ、わたし…!?」 ディア「というわけで、レリィはまず風邪を引いてください」 レリィ「は!?」 シュリ「いきなり微笑ましいな…」 ○風邪引き【レリィ】が目の前に。 レリィ「うぅ…。寒ッ…」 ディア「レリィ、どうしたの? 顔色悪いよ?」 レリィ「な…なんでもない……ふぇくしッ!」 ディア「あ」 レリィ「っくしッ! だ、だいじょぶだか…ぁくしゅッ!」 ディア「レリィ! 風邪かも!」 レリィ「か、風邪なんて…、うぅ…(ずるずる)」 ディア「だってくしゃみを3回したらいい噂…あれ?」 レリィ「…ルル3錠とかじゃないの?」 ○【レリィ】の額がうっすら汗ばんでます。 レリィ「はぅ…(がくがくがく)」 ディア「レリィ、震えてるよ?」 レリィ「だいじょうぶ…ほっとけば治るから…」 ディア「熱があるのかも」 レリィ「だいじょうぶだから…」 ディア「ほら、汗。拭いてあげるね」 レリィ「うう…。ご、ごめん…」 ディア「おとっつぁん、それは言わない約束でしょ?」 レリィ「…は?」 ディア「…ごめん、ちょっと憧れてた台詞」 ○あなたの前で【レリィ】がよろけてしまいました。 レリィ「うぅ…あれ、めまい……はわぁッ!?」 ディア「あ!(がしっ)」(※キャッチ) レリィ「ふぇッ!?」 コウ 「(相変わらずすごい反射神経だなぁ…)」 レリィ「(うう…2回も変な声上げちゃった…(涙))」 ○【レリィ】に病人食作ってあげて。 ディア「何か作るから待っててね。食べたいものある?」 レリィ「…特になにも食べたくないっていうか…」 ディア「だーめ。こういう時は元気が出る食べ物を食べないと」 レリィ「…念のためきくけど、たとえば?」 ディア「……………………ミツユビオニトカゲ?」 レリィ「やめて……なんだかわかんないけどやめて……」 ○苦い飲み薬を【レリィ】が嫌がっています。 ディア「モリンがお薬作ってくれたよ。はい、飲んで」 レリィ「それッ…」 ディア「すごく苦いけどよく効くんだって」 レリィ「いやッ…それ…、それほんときっつい…(ふるふる)」 ディア「じゃあ、私も飲むからレリィも飲もう?」 レリィ「そんな子どもみたいな…(涙)」 ディア「私からね。(ごくごく)…………!!?」 レリィ「ディアーナ、お水そこ!」 ディア「!!(ごくごくごくごくごくごくごくごく)」 レリィ「だ…だいじょうぶ?」 ディア「すっっっっっごく苦いのでレリィは飲まなくていいです」 レリィ「…いいの?」 ○看病していると、トラブルメーカーの第三者が現れました。 ヴァル「はぁ〜い、レリちゃんご加減はいかがー?」 シーク「あれだ。見舞いにきたぞ、見舞い」 レリィ「うわぁ…………」 シーク「なんだその顔」 レリィ「なんていうか…盆と正月がいっぺんに来たっていうか…」 ヴァル「良いコトです(笑)」 シーク「ちゃんと寝てないとだめだろ、おまえは」 レリィ「あんたたちが来たからおきたんだけど…」 ディア「(はっ)レリィは寝ていてください! はい、毛布!」 レリィ「ちょっ、ディア…、」 ディア「ねんねん〜ころ〜り〜よ〜 おこ〜ろ〜り〜よ〜♪」」 ヴァル「陛下、無理やり寝かしつけるおつもりで(笑)」 シーク「こうやっておまえが寝てるとこ見るといろいろ思い出すな」 レリィ「は? なんの話…?」 シーク「昔も熱出したことあっただろ」 レリィ「……、…………、あれはッ…!!」 ヴァル「『あれはッ…ネタバレになるでしょッ!?』」 ディア「レリィ、ネタバレは禁止です」 レリィ「振ったのシークだから!!」 ディア「ヴァルトは何をしに来たの?」 ヴァル「や、微笑ましい様子を見に(笑)」 ディア「? レリィの?」 シーク「おまえだろ(笑)」 レリィ「ていうか…帰ってよ2人とも…」 ○【レリィ】が退屈そうにしています。 レリィ「ふー……」 ディア「どうかした?」 レリィ「…ひま……」 ディア「じゃあ、チェスでもやる?」 レリィ「そんな頭まわんない…っていうか普段からやらないし…」 ディア「じゃあ、しりとり」 レリィ「…ディアーナって、保母さんとか向いてそうよね」 ディア「ね…ね…ねずみ小僧」 レリィ「(始めてるッ…!)」 ○お風呂はどうしましょうか。 レリィ「入る」 ディア「え」 レリィ「お風呂だけは…お風呂だけはなにがなんでも入るッ…」 ディア「でも湯冷めしたら熱が…」 レリィ「死んでもいいから入る!(がばっ)(ばたばたばたばた…)」 ディア「…あ、行っちゃった…」 ○「早く治るおまじないをして」と【レリィ】が言いました。 レリィ「おまじない……」 ディア「痛いの痛いの飛んでけー、かな?」 レリィ「…ふふ…まじないといえば巫女の仕事よね…仕事もできないで自分が風邪ひいてる巫女なんて笑いものだわ…どうせわたしなんか…わたしなんか…」 ディア「わー! レリィ! レリィ元気になーれ!!」 レリィ「…………(びっくり)」 ディア「…効いた?」 レリィ「(『効かない』とか言うのもおとなげないかな…)…うん」 ディア「よかった。レリィが元気になってくれるのが一番嬉しい(にっこり)」 レリィ「……、……ありがと」 ○【レリィ】がうとうとし始めました。 レリィ「…………」 ディア「……」 レリィ「……………………」 ディア「……」 レリィ「…………………………………………すー……」 ディア「(小声で)おやすみ、レリィ(にっこり)」 レリィ「……シーク……」 ディア「ネタバレは禁止です」 ○【レリィ】が手を繋いで欲しいと言いだしました。 レリィ「…ディアーナ…」 ディア「どうしたの、レリィ?」 レリィ「あの、…、…な、なんでもない…」 ディア「なあに?」 レリィ「……、…ディアーナだから、言うんだけど、」 ディア「うん」 レリィ「…多分…、熱あるから…言うんだけど、」 ディア「うん」 レリィ「…手…とか……握っ…たりとか、……、…だめ…よね…」 ディア「いいよ(ぎゅっ)」 レリィ「…………ごめん……」 ディア「ううん(にっこり)」 ○完治した【レリィ】に一言。 レリィ「はぁ…。もう寝たきりはこりごりだわ…」 ディア「治ってよかったね(にっこり)」 レリィ「うん…。…ディアーナ、あの、」 シーク「おう! よくなったか?」 レリィ「あ。えっと、…うん」 シーク「もう風邪ひくなよ。医者のなんとかってやつだな」 ティグ「医者の不養生、だな」 レリィ「(ぎくっ)ティグ…!?」 ティグ「御身大事に成されよ。巫女はラドウェアの民を護る者、その巫女が倒れては民を安んじる事も出来ますまい」 レリィ「う、うん…」 ヴァル「とか言ってティグっち徹夜でモリンの薬の材料調達してませんでしたか?」 ティグ「…はて、何の事やら」 ヴァル「あら、当たり?(笑)」 ティグ「(じろり)…ヴァルト、後ほど私の部屋に来る様に」 ヴァル「あー、愛の告白ですね?」 ヴィル「レリィ」 ディア「あっ、ヴィル」 ヴィル「治ったのか、レリィ」 レリィ「…うん」 ヴィル「そうか」 レリィ「……うん」 ディア「(『よかった』! ヴィル、『よかった』って言って!)」 ヴィル「よかった」 レリィ「…ありがと…」 ディア「うふふ。それじゃあレリ……ほわぁ……」 レリィ「(はッ)ディアーナ、ひょっとして寝てないの!?」 ディア「えっ? えーっと…」 レリィ「今すぐ寝なさい! ほら、着替えて! お風呂も入って!」 ディア「う、うん。レリィも病み上がりなんだから、大事にしてね」 レリィ「わたしのことはいいから、ほら、早く!」 ディア「うん、じゃあレリィ、おやすみなさい。またね」 (バタン) レリィ「あ。……ありがとうとか、言いそびれちゃった…けど……」 |
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