KannaLuteは『弁当』と『愛』を使用した140文字小説を書きましょう。
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「はい、お弁当」
 満面の笑みで差し出されたからには、拒否する訳には行かなかった。曖昧な返事をして籠を受け取り、訓練場へ向かう。
 途中立ち止まり、籠にかけられた布をめくる。
「…何が入って…」
「愛じゃね?」
 いつ現れたか、背後からヴァルトが覗き込んでいる。
 拳が空を切った。

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