Random Box 5-01
―――WeB DoRaMa 喫茶店の憂鬱―――
2003.2.10〜2003.2.23

企画解説 (1) (2) (3) (4)


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◆ これ以前のあらすじ ◆

 喫茶『ラドウェア』でバイトをするディアーナ。しかしどういうわけか、今日も客が来ない。
 そんな時、店のドアが開く…と見せかけて開かない。扉を開けられなかったレリィはショックで走り去る。ヴァルトがイタズラで巨大な石を置いてドアをふさいでいたためだった。
 そこに現われた下着姿の男、シークェイン。近所の服屋に行くよう丁重に言われるが、どこ吹く風で居座る。
 コーヒー嫌いと判明したレリィのために、エスプレッソを注文するヴァルト。すさまじい音と煙を上げて止まったエスプレッソマシーンを、ディアーナは叩いて直す。そして完成したエスプレッソは、黒い毛むくじゃらの物体であった。ほぼ全員による総ツッコミに対して、赤ワインを垂らして赤エスプレッソに修正するディアーナ。
 帰ろうとするレリィに、ディアーナは店の名物メニューを勧める。勧めに従って注文するレリィ。出てきたものは、一見パエリアのような物だったが、何やらうぞうぞとうごめいている
 シークェインが食べると、「シギャアァァーー!」と悲鳴を上げるパエリア。勧められてヴァルトも食べる。すると今度は「ヴァ、ヴァルトー!」の声が。試食を拒否しようとするシュリアストを、包丁を持ったディアーナが止める…。

ナレーター「ディアーナは笑顔で包丁をシュリアストの頬にぴたぴたとつけた。」
シークェイン「はっはっはー。昔から意外とお茶目な奴だったよな、お前は」
レリィ「お茶目ですまさないで…(泣)」
ヴァルト「当店では、店員に逆らうことは死を意味します〜♪」
シークェイン「激しい店だな(笑)」
ヴェスタル「茶番はそこまでだ! この店は『ヴェスタル不動産』が買い取らせてもらおう!!」
シュリアスト「どっから湧いて出た!」
レリィ「(ああっ! さっきのパエリアがなくなってる……まさか……)」
ヴァルト「おっさんおっさん、コートに米粒ついてるよ(汗)」
ディアーナ「むむ。買い取るなんて駄目です!(ディアーナ両手を広げ、ヴェスタルの前に迫力のない仁王立ち)」

和み系抵抗 VS 米粒おじさん

ヴェスタル「お前がこの店の店長か。」
ディアーナ「いえ、私ではなくて……」
ヴァルト「シャンクが」
レリィ「この人、経営者が誰かも知らないのに遠路はるばる買い取りに来たの?」
ヴェスタル「(ギクウッ!!)」
シュリアスト「名前だけ知ってるとか・・・て訳でもなさそうだな。 その顔は単に調べてなかったな」
シークェイン「まあ、経営者の顔を知らなくても脅しは出来るからなあ」
ヴェスタル「ええい! とにかく、繁盛しておらぬ店など百害あって一利なし! この契約書にハンコを押すが良いわ!」
シュリアスト「・・・誰が?」
ヴェスタル「………………」
ナレーター「一同は沈黙し、奇妙な雰囲気が漂った。そんな中、下着の男が密かに弟の鞄を漁っている。」
シュリアスト「何人の鞄の中漁ってる!(シュリア、鞄をシークから奪い取る)」
シークェイン「ちょっとメシ代をな」
ナレーター「と言いつつ、男は抜き取ったハンコを咄嗟に股間に隠した。」
レリィ「い、いあぁーーーーーー! ……はうっ」
ナレーター「それきりばったりと倒れ付す女子高生。何か彼女の知らない世界が見えてしまったらしい」
シュリアスト「かッ………(返せと言うに言えない)」
ヴェスタル「そッ……(それはもしやと言いたいが、言ったら最期な気がして言えない)」
ヴァルト「ピー――――――(もろに言った)」
ディアーナ「え?なになに?どういう意味?(純粋培養お姫様は意味がわからなかった!!)」
ヴァルト「ま、シュリっちのハンコはここにもう1コあるのでいいとして、と」
シュリアスト「何でお前が持ってる!」
ヴァルト「まあ、まあ、細かい事は気にしない気にしない。」
シュリアスト「と、とにかく、この印鑑は駄目だ、だいたい俺は客で…(そう言ってシュリアスト印鑑をヴァルトから取り上げる)」
シークェイン「お前もバイトすればいい」
ディアーナ「えーと、そしたらまたお客さんが1人減る・・・」
効果音「コロコロ(シュリっちの印鑑の落ちた音)」
レリィ「ん・・・この印鑑はどこかで。。。」
ヴァルト「んじゃオレ客になろうか?」
ヴェスタル「はあーーはぁっはっ!!!!これさえあればこちらのものよ(印鑑拾った)シュリアスト!返して欲しくば私のいうことを聞くがいい!!!」
シークェイン「無理言うな。こいつ俺の言うことだってきいたことなんかないぞ」
シュリアスト「っく……俺に何をしろと言うんだ? 条件を言え!」
ヴェスタル「綾波○イの格好をして、ラムちゃんの下敷きを買ってくるのだ!!」
レリィ「…待って…?それって…どういう関係があるの…(控え目に)」
ヴァルト「ていうか、言う事聞こうとしてんじゃん。シ−クっち、兄の威厳形無し―。いやもう無いけど、更に(邪笑)」
ディアーナ「セーラー着るの?それとも・・・」
シークェイン「俺と同じかっこうするに決まってるじゃないか!!なぁ、シュリアスト。」
シュリアスト「‥‥そんな‥そんな、時代遅れの格好をするわけが無いだろうっ! 今なら、SE○Dに決まっているっっ!!」
レリィ「……遅れても遅れてなくても恥ずかしい格好じゃない……」
ヴァルト「っていうかだから言う事聞く気満々デスカ?」
ディアーナ「リクエストBBSアイコン・シュリアスト女装シリーズ(笑)では彼の女装には定評があるわよ(笑)」
シークェイン「そもそも、その紙バックに入ってるんだろう、着替え。」
シュリアスト「キサマっ!……見たのか?(汗」
ディアーナ「どんなのを用意してたの?(ワクワク)」
レリィ「ディアーナ…見ちゃあ駄目…見ちゃ…(泣)」

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