Random Box 5-04
―――WeB DoRaMa 喫茶店の憂鬱―――
2003.2.10〜2003.2.23

企画解説 (1) (2) (3) (4)


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ディアーナ「はいはーい,わたしも可愛くなる飲み物飲みたいでーす!」
ヴァルト「爪が金色になるコーヒーと、まつげがオレンジになるカフェオレその他がありますがぁ♪」
シュリアスト「つまり、変色飲料がこの店の名物だったわけか」
ディアーナ「(でもちょっとだけ惹かれるかも...)」
レリィ「(い、嫌〜(泣))」
シュリアスト「客が来ない理由がわかった気がする…」
ディアーナ「むー…えいっ!!(ごくごく)」
ヴァルト「あ、ちなみにそちらは『怪奇!髪の毛が根元から真っ青に!?某兄弟とお揃いだコンチクショーもってけ泥棒ロイヤルミルクティー抹茶風味ちょっぴりスパイシー』になります」
シークェイン「お揃いって,今,ココア色とピンクだぞ(笑)」
ヴァルト「コレを飲めば体内で化学反応して、『透明感のある美しいブルーの髪に大変身〜!お肌もツヤツヤ』になれるメロンシェイク、いかがですか?」
ヴェスタル「もらおうか・・・(手を出した)」
シュリアスト「…(手をひっこめた)」
シークェイン「・・「魔法喫茶」だな ここは」
ディアーナ「又の名を変身喫茶です〜♪でもどうしてお客さんが来ないのかしら?こんなに楽しいのに」
ヴァルト「変身願望のある方、度胸のある方、将来の夢は魔女っ子だった方は、どうぞ喫茶ラドウェアをご贔屓に♪」
ディアーナ「でもね,二人ほど“素”の人がいて,ずるいと思うの」
レリィ「……。」
シークェイン「ま、ぐーっと一杯。それで人類の仲間入りができるぞ」
レリィ「人類?あんた達は否人類でしょ〜がぁ〜(オドロオドロしたものをしょって凄む)」
ヴァルト「そうそう。こぉんなにマトモなワタシタチを、仲間になんてしないで下さいなv」
シュリアスト「お前が言うな!!」
ディアーナ「あら、シュリアストがふつーに喋ってる。いつの間にか腹話術やめちゃったのね」
レリィ「…って言いながら何するのディアーナ…やめ…ああっ(ごっくん)」
効果音「しゃらら〜〜〜〜〜〜ん」
ヴェスタル「何か面白そうなものを飲ませたようだな」
ナレーター「光の洪水、輝きの奔流がレリィを包む!そして、美○女戦士セーラー○ーンのテーマが流れ出した!」
レリィ「愛と正義のセーラー服 美少女巫女レリィ! ディアーナに代わっておしおきよ!!」
ディアーナ「(がーん)」
シュリアスト「さて,これで『残りは後一人だな』(じろっ)」
シークェイン「お前も飲め(強引に蛍光ミドリの液体を弟に飲ませる)」
シュリアスト「うぎゃぁぁぁっっ!!(あまりの不味さにのた打ち回る)」
ナレーター「それを見たヴァルトが,じりっと一歩後ずさった.」
ディアーナ「あら〜、今度はどーなるのかしらぁ♪ねぇヴァルト?」
ヴァルト「『おっと驚き!一口なら緑、二口なら赤、一杯飲めば何と髪の毛レインボーだ!やったねパパ、明日はホームランだ3号』になります♪」
シークェイン「ごまかすな」
ヴァルト「ノ〜プロブレム。これをヴェスたんに飲ませると!」
シュリアスト「ああっヤツが逃げたぞっ!」
ディアーナ「食い逃げよーっっ!」
ナレーター「それを追おうとするヴァルトの肩をしっかりと捕まえ、にこやかに謎液体を差し出すセーラーレリィ。しかしその目は笑っていない。」
レリィ「遠慮しないで…」
ヴァルト「あらー、やだわレリちゃん、そんな真面目な顔しちゃ♪(一歩下がる)」
シュリアスト「お前1人だけ何も飲み食いしていなかったな?(目を座らせてにじり寄る)」
ディアーナ「仲間はずれはよくないと思うの(にっこり)」
ヴァルト「いや、だってねー天下のヴァルトちゃんがそんなの飲む訳にいかないでしょ?そんな怪しげなもの(断言)」
シークェイン「諦めろ(背後からがしっとヴァルトの両肩を掴んで動きを封じる)」
ディアーナ「さ、ぐーっと一息に♪美味しいわよ(多分)」
ナレーター「レリィが手にしたグラスを、ヴァルトの口元にそっと差し出す」
ヴァルト「ヴァルト君ぴんちにつき、これでもくらいやがれ(笑)」
ナレーター「ヴァルトはいつの間にか手にしていた、赤いスイッチを押した。」
効果音「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
シュリアスト「な、何だ!?」
ヴァルト「や、こんなこともあろうかと仕掛けておいた自爆装置。後5秒で全部ふっとびます」
効果音「ピコーンピコーンピコーン(天井から出てきた赤いランプが警報を発しながら明滅を繰り返す)」
シークェイン「ばかやろうが(笑)」
シュリアスト「いいから逃げるぞ。ディアーナが先だ」
ディアーナ「あっ、ちょ、ちょっと待って、まだ誰か残ってる…」
レリィ「いいから! 早く逃げるわよ!!(ディアーナの手を引っ張る)」
効果音「3秒前」
ヴァルト「いやーん、シュリっち、わたくしと一緒に死んでぇ〜ん♪(がしっ)」
シュリアスト「だあぁぁぁっ、気色悪い!!」
効果音「1秒前」
ヴェスタル「(はっ) わ、わしはここで一体……ぬおっ!?」
効果音「ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン」
ディアーナ「- あれから数ヶ月。奇跡的にけが人は一人で済みましたが、『原因不明』の大爆発に恐れをなした周囲の人たちは引っ越し、空き地だけが残されました。さすがのヴェスタルも、あれだけの目に遭わされた上、地価が暴落したために買い取りを諦めた様子。喫茶店ラドウェアも休業です。みなさん、またお会いする日まで、さようなら」

ていうか、まだその服ですか

ナレーター「立ち去るディアーナ。背後には広大な更地が広がっており、一本の立て札が立っていた。それには、このように書かれていた - 『総合ショッピングセンター“ラドウェア”建設予定地』」
レリィ「(…懲りてない…全ッ然 懲りてない…(涙))」
ヴァルト「ま、めでたしめでたし、と」
ナレーター「ちゃんちゃん♪」



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