Random Box 9-02
―――リレー小説『ラドウェア学園戦争』―――
2003.12.7〜?

企画解説 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)


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▼KaL@管理人▼
シーク「じゃああれか? フンドシつながりでおれの赤フンか?」
シュリア違うだろ。
???「はっ、もしかしてあれが…!」

▼KaL@管理人▼
 そう言ったのはレリィだった。
レリィ「まずいわ。わたしちょっと着替えてくる」
コウ 「うん? 次の授業は体育だったかな?」
シーク「まずいな。おれもちょっと覗いてくる」

   ゴン

レリィ 「ふざけないで。
シーク 「おまえそのハンマーどっから出した」
シャンク「僕は校長先生を呼んでくるよ」
レリィ 「お願い」
シーク 「さらっと流すな。さてはおまえ胸の谷間に収納して」

   ガン バキッ ドスッ

フェイン「Oh no!! 二人目の犠牲者が! 犯人は一体!?」
ディアナ「ばればれです」

エンガルフ「クックック。どうやら奴らは仲間割れ中だ」
ヴェスタル「行くぞ、皆の者!」
 後方に控えた筋肉集団が一斉に襲い掛かってきた!

▼富士出月さん▼
〜校長室〜
シャンク「校長先生!大変です!」
ティグ「どうしたシャンク君。間違って@ぇボタンの偽物でも買ってしまったのかね?」
シャンク「そんなわけのわからない冗談を言ってる場合じゃありませんよ!不良連合と名乗る変なやつらが大群で攻めてきたんですよ。」
ティグ「なんと!不良の分際で我が校にたてつこうとは!シャンク君!緊急放送で剣道部と呪術部全員を招集させてくれ!」
シャンク「え!?しかし・・・」
ティグ「急ぐのだ!不良共にわが校の恐ろしさを見せ付けてやるのだ!」
シャンク「いや、普通こういう場合は警察に・・・」
ティグ「フッフッフ・・・血が騒ぐわ。見ておれ小童どもめが・・・」
シャンク「(ダメだ・・・聞いてない)」
これ以上話しかけてもムダだと悟ったシャンクは放送室へと急ぐのだった。

▼富士出月さん▼
剣道部員の面々は最初のうちは善戦していたが、不良連合の圧倒的な多さに少し少し押され始めていた。
シュリ「まずいな・・・」
シーク「ああ、だんだんコメディ路線から外れてきている。ここら辺でなにかギャグを入れなきゃならん」
シュリ「何の話だ!」
ディアナ「じゃあなにかギャグでも言う?あっためておいたネタがあるんだけど」
シュリ「いらん!」
フェイン「HEYジョニー聞いてくれよ、うちのワイフがさあ」
シュリ「いらんと言ってるだろうが!」
モリン「あ、あの・・・」
シュリ「くどい!これ以上喋ると喉掻っ切るぞ!」
モリン「ひぃ!す、すいませんでした!」
シーク「落ち着け妹よ。そいつはモリンだ」
シュリ「あ、本当だ。何の用だモリン!」
モリン「あ、あの、その、」
シュリ「なんだ?」
モリン「えと、あの、その」
シュリ「うがぁぁぁぁぁぁ!!!早く言え!喉切るぞコラァ!!」
一同「落ち着け!」
シュリアストの怒りが頂点に達しかけたその時、
ティグ「フッ、癇癪か?それとも(精神的に)限界か?」
シュリ「校長か。呪術部は何している!」
ティグ「集団サボタージュだ。」
シュリ「何!?どうするんだ!このままじゃジリ貧だぞ!」
ティグ「案ずるな。呪術部最強の切り札が一人いる」
???「そういうこと。」
いつの間にか受水タンクの上に一人の男がいた。ヴァルトだ。
ヴァルト「ま、この俺に任せなさい」
フェイン「そしたらワイフはこういったのさ。「ベッドの下は探したの?」ってね」
シーク「HAHAHAHAHA」
シュリ「続いてたのかよ!」

▼KaL@管理人▼
 ヴァルトはおもむろに両手を広げた。
ヴァルト「なんたらかんたら〜ふにゃふにゃたらたら〜」
 続いて謎の踊りが始まる。敵味方共に固唾を呑んで見守る中で、ヴァルトは詠唱を続けながらカクンカクンと奇妙な踊りを続ける。
シュリア「…長いな」
ティグ 「フッ。いずれわかろう」
ヴァルト「えー、ここでご挨拶を。本日はヴァルトくんの歌謡ショーに来ていただきまして、まことにありがとうございます」
シュリア…………貴様はこの腐れ大馬鹿野郎がこのあぁ?
 怒りのあまりツッコミにならないシュリアストの横で、シークェインは手を叩いて声援を送る。
シーク 「いいぞ、なんか歌え!」
ヴァルト「ではここで一つ芸を」
 ヴァルトは懐から電気ドリルを取り出した。
シュリア「どこから出した…」
ディアナ「懐…」
ヴァルト「せーの」

 ドルルドルルドルルドルルドドドドドドドド

 受水タンクから一気に水が流れ出した。
ヴァルト「どーですか、上級呪術・必殺『水芸』」
シュリアどこが呪術でどこが必殺だふざけるな。
ティグ 「気にするな。いずれにせよタンクの修繕費は税金だ」
ディアナ「ああっ、見て!!」
 ディアーナが指差した先では…

▼むねをさん▼
筋肉野郎共が「きゃっきゃっ」「うふっうふふっ」と行水を楽しんでいた!
水面に映える大胸筋、水も汗も弾き飛ばす上腕二頭筋、荒い息、ブーメランパンツ!
レリィ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー」
シーク「ぶわはははははははははははははははははははははははっ」


ティグ「フッ」

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