Random Box 9-09
―――リレー小説『ラドウェア学園戦争』―――
2003.12.7〜?

企画解説 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)


▽ Random Box へ戻る ▽



▼KaL@管理人▼
 かくして、(エンガルフ以外の)挑戦者全員のデザートの試食が終わった。
ディアナ「記入した投票用紙はこちらの箱に入れてください。あ、押さないで押さないで。並んでください」
 10分後、ラドウェア学園生徒と不良連合による投票が終了した。
ティグ 「では発表する。最も高得点を得たデザートは…」
  (だららららららららら…)

▼富士出月さん▼
だん!
ディアナ「さあ、総勢500人による厳正な投票の結果は!」
 1位
 シーク
 フェイン
 レリイ
 ヴェスタル
 ティグレイン
 (全員100票ずつ入っている)
 失格
 ウルトラモリンDX
 エンガルフ
ディアナ「このような結果になりました!」
シュリ「ちょっとまて!」
ディアナ「さあ、勝負は意外な展開に」
シュリ「意外すぎだ!なんでフンドシ番長やティグレインまで入っているんだ!?」
ディアナ「まあシュリアストちゃん。今までの展開見てなかったの?」
〜今までの展開〜
・・・面白味のないものであった。エントリーナンバー3,4(意外に参加者は多かった)とエントリーナンバー5がデザートを出した頃には・・・
〜Random Box9−7参照〜
ディアナ「ね?しっかり参加してたのよ。」
シュリ「何だその強引な展開は。」
ティグ「ちなみにわたしの出した料理は渋柿だ」
ヴェス「わしはフンドシ印のスペシャルパンケーキだ」
シュリ「で?優勝者決定戦はどうするんだよ?審査員はもう満腹だといっているぞ」
ヴァルト「あら、つっこまなくなったのね」
シュリ「もういい、つっこみつかれた」
さあ、どうなってしまうのか!?

▼むねをさん▼
エンガルフ「ぬあぁぁぁぁぁぁぁっ!!何だこの展開はぁっ!!」
シーク「おあ。何だ唐突に」
エンガルフ「解せん、解せんぞ、こんな展開!!こうなったら私のマル秘奥義で終止符を打つのみ!!」
ヴァルト「あーらら。デカく出たねー。超必殺技ってやつ?」
 エンガルフがヴェスタルの背中に手を当てて何やら唱えると……。
ディアナ「あぁ!フンドシ番長の身体が発光してる!?」
 ぴかりんこ。と、光った刹那。……ヴェスタルの身長は15メートル弱くらいになって校庭に立っていた。
ラド学側の人々「…………………………‥‥‥‥・・・・・・・」
エンガルフ「フッ」
ラド学側の人々「・あああああああああああーーーーーーっっ!!!!」
シーク「なんだそれ!!?そんなんアリかゴルァ!!」
シュリ「常識の範囲内で戦え!!」
エンガルフ「黙れ黙れ!!世はなべて勝てばヨシ!勝てば官軍!世界は私の為にある!!」
ティグ「フン、最後だけは納得いかんな。世界というものはだな……」
 と、スーツから謎のボタンを取り出して、ポチッ。と押す。
ティグ「私の為にあるのだよ……」
 ギーーー。ガチョンガチョンズココベコベコシャキーーン!
エンガルフ「な、なんだ!?校舎が機械音とともに変型していく!?」
ティグ「フッ、このロボ(公費)が我々の最終兵器といったとこかな。さぁ、生徒諸君!!配置につけ!!」
ラド学生『らじゃー!』
 
町中に急に現れたフンドシ巨人とロボ(ティグ似)。いざ最終決戦!
しかし、当然の様に警察に通報されていたのであった!!
 次回!!ラド学戦隊ティグレンジャー『ロボ対巨人!!恋の花咲く時もある』
お楽しみに!!

▼KaL@管理人▼
『ラド学戦隊 ティグレンジャー!』
 ちゃちゃちゃちゃーらちゃー♪ ちゃちゃちゃちゃーらちゃー♪
  学園が不良の悪に染まるとき
  立ち上がれティグレンジャー 全校450人
  公費! 公費を見事に使い切れ
  世界! 世界は私のためにある
  発進・ティグレンジャーロボ
  教育指導の名のもとに 逆らう者を今こそ倒せ



番組の都合により、勝負は一瞬で終わった。

▼富士出月さん▼
勝者はティグロボであった。冷静に考えれば鉄の塊を素手で思いっきり殴ったら痛いに決まっている。
シーク「おお、あっけなかったな!」
ウルモリ「し、師匠ぉぉ!」
ティグ「フッフッフ、見たかティグレンジャーロボの力を!完全二足歩行、戦車の弾をも跳ね返す鋼鉄のボディー、しかも科学+魔法で編み出した人工知能搭載だ。ハッハッハッハッハ!さあティグレンジャーロボよ、低学歴の暴徒に裁きの鉄槌を下すのだ!」
しかし、
ティグロボ「・・・戦イハ虚シク、愚カナ行為デス。人間ハ話シ合イ、ソシテ共存デキルノデハナイデショウカ?」
シーク「かなりまともな意見だな。」
シュリ「・・・製作者よりも利口そうだ。」
人工知能を搭載してしまったばかりに起きてしまったとんでもない大誤算!しかもよりによって平和主義者だった!戦うために生まれたロボットが戦いを拒否するとき、それは何のために生きるのか!?
次回「ボーン・アイデンティティー〜これが私の生きる道〜」
ご期待ください。

▼KaL@管理人▼
ティグ「フッ、そうか。ティグレンジャーロボよ、製作者であるこの私の言葉が聞けぬというのか」
 ティグレインはスーツから2つ目のボタンを取り出した。
ティグ「滅!」
  ぽち。  ……ズズズズ ゴゴゴゴゴ ガラガラガラガラ
 ティグレンジャーロボは崩れ去った。
シュリア「…前回の次回予告は何だーーーーッ!」
コウ  「あー…校舎が…」
 そこへようやくサイレンと共に警察が登場した。
ローウェル(警官)「警察だ! 道を開けたまえ!」
シャンク「あ、父さん」
フェイン「Oh no! また随分マイナーな人が来たね」
ローウェル「しょうがないだろう、キャラ残ってないんだから。あー、そこの巨大な人、巨大な人! こんな所で何をしているのかね?」
 ヴェスタル絶体絶命のピンチ!?

▼香さん▼
警察を見て本能的にビビる不良連合番長ヴェスタル。
ヴェス「ち、違う!!わしではない!校舎を壊したのはわしではないぞ!!」
ローウェル「まだ何も聞いていないというのに…あやしいな。連行しろ。」
ヴェス「ち、ちがっ!違うんだああああぁぁぁぁぁ。。。」
こうして番長はあっさりと最寄の警察署へ連行された。
しかし、話はここでは終わらない。
まだアノ問題が残されているのだ…!

≫ 『ラドウェア学園戦争』 (10)へ


▽ Random Box へ戻る ▽